職場で変わる看護師の休日の在り方

カレンダー通りに休める会社員であれば、週休2日の休みと祭日で、毎月の休みは8日から10日程が得られます。また、ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始休暇を合わせると、年間休日は120日を超えます。

一方、看護師の場合は夜勤も含めた交代勤務がある上、少ない人数で24時間365日を上手く回している所も少なくなく、病院によって違いはあるものの、休日は4週6休~4週8休に設定されており、年間休日に置き換えると、115日あたりが平均だと言われています。

病院によっては、4週8休で平均的な休みには届かなくても、年間休日が110日あれば足りない分を後で追加してくれたり、連休でまとめて取れたりもします。逆にぴったり年間休日が104日と指定されている病院は、104日が年間休日となります。

また、中には年間休日が120~130日程までと休みを充実させている病院もあります。これだけの休日がある病院としては大学病院や国立病院が挙げられます。患者数が多いこともそうですが重病の患者さんも少なくなく、看護師が無理なく業務に尽力できるような体制が整っていることが背景にあります。

また、大学病院や国立病院の他に休みが多い傾向にあるのがクリニックです。施設や院長の方針によっては少ない所もありますが、年間平均休日が115~120日程取れると言われています。休日の呼び出しがなく緊急性が高い患者さんも少ないため、比較的余裕を持って働ける現場が多いです。

休日が取れるかどうかは、今後の看護人生に大きく影響してきます。忙しすぎて休めず、やりたいことができない人生になってしまっては本末転倒です。理想的な将来の在り方をきちんと考えて、慎重に働く現場を選びましょう。