看護師の休日日数の実態

看護師になりたいと考えてはいるものの、ハードすぎて休日が少ないのではないかと心配している人もいるのではないでしょうか。

実際、日本看護協会の調べによると看護師の年間休日日数の平均は約115日と言われており、労働者全体を見たときの年間休日日数の平均とされる113日と比べても、決して少ない日数というわけではありません。

もちろんこの数字は、あくまで看護師全体の休日日数の平均なので、どの職場でも同じくらい休日があるというわけではありません。したがって、休日を多く取りたいのであれば、休日が多い職場であるかどうかの基準をきちんと確認してから就職することが大切です。

たとえば、大学病院や国立病院の看護師の場合、休日日数の平均は約125日と言われています。これは、職場に人が多くて交代で勤務するシステムになっている他、高度な看護技術が必要とされる職場ゆえに看護師が疲労をためないように配慮されていることが主な理由と言われています。

とはいえ、入院病棟に勤務する場合には、勤務時間が不規則なことも多く、週末や決まった曜日に休めるわけではないので注意が必要です。もしも週末や決まった曜日に休める職場を希望するのなら、入院設備のないクリニックに就職するといいでしょう。

クリニックの休日は、土曜日の午後と日曜・祝日が休診日となっているところがほとんどで、年末年始やお盆休みなどもきちんと取りやすい傾向にあります。そのため一般的な職業と同じように、規則正しい生活が送ることが可能です。このように休日日数は職場によって変わってくるため、仕事を探す場合には休日日数と勤務体制の両方を調べておくことが重要です。
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